From 前田佳奈
もしもあなたが、
- バレーボール教室を立ち上げたばかり
- これからバレーボールクラブを立ち上げる
こうした状況であれば、
これから始まるスクールにワクワクしつつも、
どういった準備が必要なのだろう…
という不安もあるのではないかと思います。
今日の記事では、スクール運営において「これ準備しておいた方がいいよ」というものをご紹介します。
もしすでにスクールをされているのであれば、準備できているか確認してみてください。
きっとお役に立てると思います。
スクール準備でやりがちなこと
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さて、何を準備しましょうか?
ほとんどの人は、当日の練習メニューやタイムスケジュールを考えると思います。
スポーツ教室の体験会ですから、もちろん練習メニューも大切ですし、せっかく来てくださる生徒さんの為にもスムーズな進行ができるように、時間を決めておく必要もあるでしょう。
しかし、それはバレーボール教室を開催するのであれば当然の事。
それだけで体験会当日を迎えるのは、何も準備していないのも同然です。
体験会前の準備リスト
ではこれから、体験会前に最低限準備しておいた方がいいものをお伝えしていきます。
①体験参加申込書(同意書)
体験に来た方のリストがなければ、体験後にお礼ハガキを送ることも、次のご案内をすることもできませんね。ですから、お名前・ご住所・メールアドレス等を記入していただく参加申込書(参加同意書)を作成しましょう。
申込書に記載するポイントはこの3つです。
- 個人情報の取り扱いについて
個人情報を記入するのに抵抗がある方もいらっしゃいますので、「スクール案内についてのみ使用します」など用途を記入し、厳重に管理しましょう。 - 体験時のケガの処置について
まだスポーツ保険に加入していない生徒さんもいると思いますので、もしもケガをしてしまった時はどういった対応をするのか記述します。「応急処置は施しますが、その後の治療、入院、通院等については各家庭で責任をもって行うものとし、当スクールは責任を負わないものとします。」などと記載し、承認の署名をいただくのがいいと思います。 - 体験会をどこで知ったか?などのアンケート
リサーチできる良い機会です。スクールをどこで知ったのか?なぜ参加しようと思ったか?抱えている悩みは?など、アンケートをとりましょう。「よろしければ参考までにお聞かせください」といった一文があるだけで、気軽に書いていただけます。
②スクール案内
体験に来た参加者が知りたいのは、あなたの経歴や熱い想い!ではありません。。。
スクールはいつ・どこで開催しているのか、会費はいくらか、入会したいときはどうすればいいのか、などのスクール詳細です。なので、立派なパンフレットでなくても構いませんので、スクール案内を作成しましょう。
- 活動日時・場所
- 年会費や月会費
- 支払方法
- 入会方法
- 問合せ先
また、スクール理念や指導者プロフィールについても書いておくといいでしょう。
③スクール規約・入会申込書
体験に来た方の中には、「すぐにでも入会したい!」という方もいます。
人は感動した時に行動力が上がるので、この機会に入会できるよう、体験者には入会申込書をお渡ししておきます。スクール規約も一緒に渡し、「スクール規約に同意の上で入会します」といった同意欄に署名・捺印してもらいます。
また、活動中の写真の使用についてもご協力をお願いしましょう。「当スクールでは活動の様子をホームぺージやチラシ等で掲載しております。」などと記載し、写真の使用について認める・認めないのチェック欄をつくります。
支払方法が口座振替の場合は、口座振替依頼書もお渡しした方がいいので、入会書類一式をクリアファイル等にいれた入会セットを用意しておくのがオススメです。
事前に決めておいた方がいいこと
今後のスクール運営がスムーズにいくためには、事前に決めておいたほうがいいことがいくつかあります。
入会したい方が知りたい情報でもありますので、ぜひチェックを。
1.年間活動日数
天候や施設の事情、その他諸事情によって、スクールを休みにすることがあると思います。そんな時のために、年間の活動日数を決めてスクール規約に記載しておきましょう。
ここでの注意点は、少なめ(最低ライン)で記載することです。
たとえば、週1コースに対して【4週×12ヶ月=年間48日】と決めたとしたら、年末年始やお盆休みもとれなくなってしまいますね。年間36日と決めておいて、40日活動してもクレームは出ませんから、少なめに設定しましょう。
2.よくある質問への回答
子ども向けのスポーツ教室の場合、入会を希望される方からの質問で多いのは、
- 保護者会や当番制はあるのか
- 練習試合や大会はあるのか?頻度は?
- 練習を休むときの連絡は必要か
- 練習を休んだときの振替えは可能か
- 部活や少年団に入っていても入会できるのか
などです。
こうした質問にその都度対応するのも時間がかかりますし、保護者が知りたい情報はあらかじめご案内しておいた方が、入会時の不安をとりのぞいてあげることができます。
ちなみに、現代は共働きの家庭が多いので、保護者会や当番制などの負担がない方が喜ばれます。
準備は信頼構築に繋がる
今回ご紹介したものは、スポーツ教室を始める上で「最低限必要なもの」とお伝えしていますが、実は準備しなくてもスタートできてしまうのが注意点です。
長く続けているスクールでも、
- 入会申込書がない
- スクール規約がない
- 体験者リストがない
- 年間活動数を決めていない
- etc
その結果、保護者とのトラブルやクレーム対応に追われていたり、信頼を失うこともあるのです。
こうした準備は初めて作る人にとってはかなりの労力になりますが、
一度作れば、次からは印刷するだけですので、ぜひ集中して頑張ってほしいと思います!
それでは今日はこのへんで。
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クラブ立ち上げ時は何かと作成物が多く、時間がとられてしまいます。
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