From 前田佳奈

 

私事ですが、先日バレーボールで起業をして、丸3年を迎えました!

正直、、、バレーを仕事にできるなんて想像もしていませんでしたし、こうしてブログなどを通じて自分の気持ちを伝えていることも、日々たくさんの子どもたちにバレーを教えていることも、過去の自分が知ったら、ひっくり返るほど驚くと思います。

 

私はもともと、石橋をたたいても本当に安全かどうかわかるまで渡らないようなタイプ。

 

夫とまだ交際中だった頃の私の夢は、早くに結婚して、3人の子どもを20代で産むこと。

自分は特別な才能もないし、何の資格もないし、やりたい仕事も特にない。

子どもができたらパートで働いて、仕事が休みの時には旅行に行ったり、家族で楽しい人生を送れればそれでいいかな、ぐらいに思っていました。

 

早く結婚したい私の期待を裏切るかのように、

彼は大学を卒業して1ヶ月で、「やっぱりバレーを仕事にしたい!」といって仕事を辞めてきました。

 

「好きなことを仕事にできる人なんて、一握りなんだよ。現実はそう甘くない。」

 

その頃の私は口癖のように言っていました。

 

今思うと、夢を見て挑戦する彼の行動力が、羨ましくて妬ましい。

そして、一人置いていかれるような虚しさがあったんだと思います。(嫌な奴ですね。笑)

 

彼はそんな私に説得され、一度は一般企業に就職しますが、

3ヶ月後にはその会社を辞めて、現プレミアリーグのPFUブルーキャッツでコーチを務めることになります。

 

 

一生に一度の人生。このままでいいの?

 

新婚旅行で訪れたラスベガスのグランドキャニオン。

ここから私の人生はガラリと変わります。

 

 

なんというか、自然の力ってすごいですよね。

夜も眠れないほどの悩みが「ちっぽけ」だって感じたり、生かされているんだな~って幸せ感じたり。

あ~何やってるんだろ?人生このままでいいの?って考えさせられる。

 

このまま終わりたくない。もう自分に嘘をついて生きるのはやめよう!

 

「人生変えるんだ!」そう決意して、とてもワクワクしながら日本に帰ったことをはっきりと覚えています。

 

 

思い通りにはいかない。でも…

 

価値観が変わったからといって、そう思い通りにはいかないのが人生ですね。笑

子どもが夢だった私たち夫婦は、今でも子どもがいませんし、時には借金を背負ったり、病気になったり。

本当にいろんなことが起こりました。

 

「地元の子どもたちにバレーボールの価値を伝えたい!」

そんなビジョンを掲げて、純粋な気持ちでバレーボールスクールを立ち上げても、

最初の1,2年は、業界の非常識をいくつもやったりしたせいか、妬まれて叩かれたものです。笑

 

「バレーボールを仕事にする!」と親に話した時は、『好きなことを仕事にできるのはプロだけ。そんなに甘くない!』と大反対もされましたし。(どこかで聞いたことのあるセリフ。笑)

 

 

正直、スポーツを仕事にするのは本当に甘くないですし、うまくいかないこともたくさんあります。

それでも、私が大切にしているのは、自分の気持ちに嘘をつかないことです。

 

 

スポーツを仕事にしていると、いろんな出会いがあります。

クラブの会員さんや子どもたちにも出会える喜びはもちろんありますが、同じくスポーツを仕事に挑戦している方との出会いは本当に刺激的です。

 

やった後悔は時間が経つごとに薄れていくけれど、やらない後悔は時間が経つごとに大きくなっていく。だから「やらないことのほうがリスク」ですよね!?

 

結局のところ、諦めないことが一番の成功法ですよ!

 

挫けそうになる私を励まし、背中を押してくれる方がたくさんいることに、本当に感謝です。

 

 

バレーで食べていけるのか?

 

「Vリーガーでもない人が、バレーを仕事に生活していけるのか?」

これは3年前に私が思っていたことです。

 

正直言って、最初はお金もなかったですし、稼げるかどうかなんて人それぞれ。

とてもしんどい時期もありましたが、今、私はバレーを仕事にできています。

 

この3年間を振り返ると、辛いことがあった分、楽しいこともたくさんありました。

家族のように大切な会員さんと、たくさんの子どもたちに出会えて、本当に幸せです。

 

夫と同じ仕事をして一緒に過ごしているのも、私にとっては一番の幸せですし、

これからもたくさんの挑戦と失敗を繰り返して、楽しく生きていきたいと思っています。

 

 

もしも、あなたが、

スポーツを仕事にしたい!スポーツで食べていきたい!そう思うのなら、

まずは月一でも、週末からでも、やってみてほしいです!

 

やった後悔より、やらない後悔のほうがリスク!

ぜひ一緒に、スポーツで生計を立てていきましょう!

 

私も、自分の挑戦が、子どもたちの未来に繋がると信じて頑張ります^^