From 前田佳奈
もしもあなたが…
これからバレーボールクラブを作りたい
子どもを対象にバレー教室やイベントを開催したい
本当は、好きなバレーを仕事に収入を得たい
と思っていましたら、今日の記事はあなたの人生を変えることになるかもしれません。
これからお伝えすることは、私がバレースクールを始めてから知った、価値観を変えるきっかけになった話です。
バレーボーラーは完璧主義が多い!?
現在私は「スポビジ大学」というコミュニティに所属し、スポーツビジネスやマーケティングを学んでいるのですが、ここではスポーツ起業された他競技の方との交流がとても多くあります。
そこで自分でも感じる、そして言われたこともあるのが・・・
バレーボールをやっている人は「完璧主義」「こうじゃなきゃならない」が多い
ということです。「そんなことはない」「自分は違うな」と思ったあなたも要注意です!
特に厳しい環境でバレーをやってきた人はなおさら、その価値観が植え付けられているんじゃないかと思います。
例えば、こちら。
- バレーは体育館じゃないとできない
- ボールは大会検定球じゃないといけない
- バレーネットがなきゃ練習できない
これを聞いて、どう感じますか?
「そりゃそうだ。試合と同じ環境で練習しなくて、どうやって試合に勝つんだ。だいたいネットがたてられなかったらサーブ練習もスパイク練習もできないだろ?」
これがバレーの弊害です。だから人を集められないんです。
私の価値観を変えた海外バレー
こうして記事を書いている私も、「~じゃなきゃいけない」と思っていた一人です。
他競技の方に「バレーやってる人、○○な人多いですよね?」と言われても、そんなことはないと思っていました。
しかし、海外バレーを見たときに、価値観の違いに驚愕を受けました。
次の写真を見てどう感じますか?
これは全米の中高生の大会です。こんな感じで大きなフロア?にコートが80面・・・。しかも2会場ありました。
観戦している親との距離ですよ!もちろんスパイカーはひらけません。(意外とボールは飛んでこない)
ネットは若干たるんでて、ラインはよく見るとガタガタでした。笑
コートサイドでは試合のない選手がバーガー食べたり、親と観光に行って楽しんでます。それで試合時間になったら、真剣にバレーするんです。
ちなみに、ラインズマンは1人で縦横見ます。以前ネーションズリーグか何かで話題になってたけど、海外では普通のよう。
審判の笛は全コート同じ音。←何の問題もない。
あと、リベロもサーブを打ちます。←どっちが打ってもいいそうです。
これがコートの床。ぜったい膝痛めますよね・・・。あと海外なので選手以外は土足です。
クラブチームの練習会場も、工場みたいな建物のコンクリに、このプレート?を敷いていました。
ネットは柱に結んであります。
高校も同じように、日本だと2面立てる広さのフロアに、3面のコートがありました。
大学も同じ。電気は上を向いていて、全く眩しくありません。写真は少し暗く見えますが、天井が白いのですごく明るいです。
今紹介したのはほんの一部で、こんな発見がいたるところにあります。
「文化の違い」はもちろんありますし、人口も違いますが、日本でも応用できることがあると思います。
で、私が何を言いたいかというと、環境や文化が違っても、
みんなバレーボールをしている
この事実は変わらないということです。
別の視点で”バレー”を見る
海外バレーを見た後、私は別の視点から”バレー”を見ることができるようになりました。
別に、バレーシューズじゃなくていいよね。
ネットなくても練習できるし、低学年ならバレーボールじゃなくてもいいよね。
バレーイベントや大会やる時に、海外のようにコート作れたら、チーム数や試合数も変わってくるな。
観客も近くで観れて楽しそうだったな。
商店街のど真ん中でVリーガーのバレーイベントとかやってみたら、楽しそうだな。
日本の選手がクビ様・・・クビアク選手に憧れるのも、1→2→3で返さなきゃいけないとか、固定概念にとらわれてしまっているからだと思います。
他競技から見ると、バレー界ってなんでこうなの?っていうことも多いと思いますし、私たちバレーボーラーが常識だと思っていることが、実はただの「思い込み」だったりもします。
私たちがもっと柔軟な考え方ができれば、バレーはもっと身近なスポーツになりますし、バレー人口も増えるし、自由な発想でバレーを楽しむ選手が多くなると思います。
もしもあなたが、これからクラブやスクールを立ち上げようと考えていたり、バレー教室やイベントを企画する、バレーを仕事に収入を得たいと考えていましたら、ちょっと違う視点で考えてみてください!
それでは今日はこのへんで。