From 前田佳奈
先日、偶然コンビニで知人に再会しました。
彼女とは約4年前、ある環境で一緒に勉強していて、私はメンタルコーチとバレーボールコーチの勉強を。
彼女はスポーツトレーナーとしての勉強をしていました。
私は約8ヶ月間そこで勉強した後、バレーボールアカデミーを立ち上げ、この4年間で大きく環境が変わりました。
久しぶりに再会した彼女に「最近どうしているの?」と聞くと、驚きの答えが。
まだあの場所で勉強中だと言うのです。
『本当は他の環境に移ったほうが勉強になるんだと思うんですけど、まだ続けてます。』
そう彼女は言いました。
さて、今回の話を聞いて、あなたはどう思いますか?
勉強することは素晴らしい。でも…
勉強することはとても素晴らしいことです。
私の好きな言葉に、
蔵の財(たから)よりも身の財すぐれたり
身の財より心の財第一なり
という言葉があります。
蔵の中の金銀財宝よりも、身につけた知識や知恵、学問、技術などのほうが優れている。
そして、どんなに優れた身の財よりも、心が健康であること、そして人との出会いが第一である。
そんな意味だと私は捉えています。
「蔵の財より身の財」
この言葉を知らなければ、お金に困っている中、勉強にお金を使うことはできなかったと思いますし、そうしていたら今の私はありません。
毎月、勉強代に何万もかけていますし、これからも学び続けたいと思っています。
だけど、勉強するだけでは何も変わらないと思うのです。
「プロ受講生」になってはいけない
以前、先輩カウンセラーと話していた時のこと。
(あ、私、カウンセラーもしています。)
現在カウンセリングや心理療法にはたくさんの療法があり、その数は50を超えると言われていますが、そうしたカウンセリングセミナーに毎回来る「プロ受講生」がいるというのです。
もう何年も、様々な心理療法を学び続けていると言います。
「プロ」という言葉はポジティブに使われることが多いのですが、今回はそうではありません。
なぜなら、インプットばかりしてアウトプットをしないから、いつまでたっても「プロ受講生」なのです。
せっかく身につけた知識なのですから、自分で使うだけでなく、人を幸せにするためにも使ってほしいと先輩カウンセラーは言いました。
この話は、カウンセリング業界に限ったことではないと思います。
あなたの周りにもいませんか?
セミナーや講演会、勉強会などにしょっちゅう参加しているのに、特に変化が見えない人。
たくさん勉強しても成果が出ないのはなぜでしょう?
行動が人生
結局これなんですよね、成果が出るか出ないかは。
学ぶだけでは変わりませんし、決断したからといって人生は変わりません。
バレーにたとえるとわかりやすいですね。
フォームを改善し、どんな場面も強気で打つ!と心に決めても、実際に打たなければ得点には繋がりません。
勝ちたい気持ちが強いだけでは、勝てません。何をするか(行動)が成果を作るのです。
「まだまだ勉強が足りないから…」
そう言ってアウトプットをしない人がいますが、それは大きな間違いです。
だって、その勉強をしてない人からしたら、価値ある知識だからです。
もっと言うと、知識差は対価となります。
大事なことは3つ。
- アウトプット前提のインプットをすること
- 「ちょっとテスト」の気持ちで行動すること
- 行動しながら、勉強すること
ぜひあなたも、試してみてくださいね。
私も自分に言い聞かせます(笑)