From 前田佳奈
あなたにもきっと、何かしらの「悩み」があると思いますが、
悩んだ時にまず考えたいのは、
- 自分にコントロールできることで悩んでいるのか?
- 自分にはコントロールできないことで悩んでいるのか?
ここを冷静に判断することが大事です。
私はカウンセラーとしても活動しているのですが、相談に来られる方のほとんどが「コントロールできない悩み」に対してストレスを抱えています。
夜も眠れない、食事がのどを通らない、ずっと体調が悪い・・・
そうした不調のほとんどが、自分にはコントロールできない悩みからきています。
あなたの悩みはどうですか?
コントロールできない悩みとは?
コントロールできない悩みとは、具体的にどういう悩みかというと、
例えば、震災や新型ウイルスなども、自分でコントロールできるものではないですよね。
もちろん自分自身の予防というのはある程度できるかもしれませんが、
毎日のようにニュースの感染者数を見て、不安や心配事が大きくなるのでしたら、
必要以上の情報は入れない方がいいでしょう。
それと、他人や環境もコントロールできません。
うちのバレースクールの保護者や生徒からの相談で多いのが、他人(先生や部員)に対する悩みです。
- 顧問の先生の言うことが納得できない
- 部員のやる気に温度差があって困っている
- 部員数がギリギリで弱い…
これらは、一見コントロールできそうですが、残念ながら「コントロールできない悩み」です。
なぜなら、
顧問の先生が「どんなアドバイスをするか」はその先生にしかわかりませんし、
人のやる気を自由自在にあやつれるコントローラーがあるわけでもないですし、
今が部員数ギリギリな状態で、明日急に倍に増やすことができるわけではないのです。
では、コントロールできる悩みとは何でしょう?
コントロールできる悩みとは?
コントロールできるのは「自分」です。
先ほどの相談の例で言うと、
顧問の先生を変えることはできなくても、先生のアドバイスにどんな意図があるのか、理解しようと努力することはできます。
部員のやる気が変わるかどうかわからないですが、自分が率先して行動することで、何かしらの影響を与えることはできます。
部の環境は変えられなくても、仲間を誘って地域のクラブチームに体験に行くなど、バレー仲間を増やすことはできます。
震災や新型ウイルスに関しても、コントロールできるのは自分だけ。
非常時に備えて防災グッズを準備しておく、家族でシュミレーションしておくことはできます。
免疫力が下がらないための食事・睡眠・運動を心がけること、手洗いうがいを徹底することはできます。
あなたが今抱えている悩みが、自分ではどうしようもできないことでしたら、深く考えている時間はもったいない。
今の自分にできること、自分が変わること、自分の環境(行動)を変えることです!
一度、整理してみてくださいね!
それではこの辺で。