From 前田佳奈
今日の記事は、
「これからバレー教室を始めたい!・・・でも、初めてだから何からやればいいのかわからない。。。」
とお悩みの方に向けた内容になっています。
バレーボール教室に人を集めるためには、何が必要なのか?
をお伝えしますので、ぜひ企画中の方はメモを片手に読んでいただければと思います!
そして、前回の記事(バレーボール教室の作り方【企画編】)をまだ読んでいない方は、
まずは企画編を確認してから、読んでくださいね!
①開催日を決めて、会場を確保しましょう!
バレーボール教室を開催しよう!と決めて企画を立てた時に、
まず最初にすることは、「日を決めて、会場をおさえること」です。
その際、企画段階で決めた対象者が参加しやすい日程がいいのですが、
今はどの地域も会場の確保が難しいと思いますので、
まずはいくつかの会場の空き状況を確認して、その中からベストな会場・日を選ぶのがいいと思います!
会場を予約するときの壁といえば・・・
大会等で、どこも空きがない!
ということですね。
もしも、この壁にぶつかってしまったとしても、日程を先延ばしにするのはちょっと待ってください!
- 地域のバレーボールチームに協力を仰げないか?
活動日は決まっていても、人が集まらず、活動が不定期なチームがあるはずです! - 公民館や宿泊施設の体育館、私立高校や大学などは借りれないか?
- 体育館でなければ開催できないのか?
方法はいくらでもあるはずです!
私たち日本人、そしてバレーボール界もそうかもしれません。
「○○でなければいけない」といった概念にとらわれがちなんですよね。
以前、アメリカのバレーボール視察に行ったのですが、ネットはゆるゆるだし、ラインはガタガタ。笑
コンクリートの上に、タイルでコートを設営。
また、ネットが柱にくくりつけてあったり、
一つのポールに対して、両サイドにネットを張っていたり。
これを見て思ったんですよね!
私は今まで、なんて狭い枠で考えていたんだ…と。
ちょっと話が脱線しましたが、何を伝えたいかというと、
「○○でなければならない」
こうした価値観が、邪魔をしてしまっているかもしれないのです。
例えば、ネットやアンテナがなくてもバレー教室はできますし、
田んぼで「泥んこバレー」も楽しそう!
風船ひとつで、小さいお子様の風船バレーはできますし、
商店街のど真ん中にマットをひけば、街中バレーイベントだって可能なはずです!
②定員を決めて、チラシを作ろう!
日程と会場が決まれば、いよいよ後戻りができなくなります!(←これ重要!)
次は定員を決めて、チラシを作成しましょう!
定員は、多ければいいというものではありません。
企画したバレー教室は何名がベストか?を考えて決めましょう。
また、表定員と裏定員を決めておくといいでしょう。
表定員は、自分が集めたい人数の7割くらいに設定し、イベント2週間前までには埋めてしまいます。
裏定員は、参加者が溢れた時に「二次募集(追加募集)」という形で最終的に埋める人数を設定します。
あえて少ない人数を設定した方が、精神的にもハードルは低いですし、
早くに集客活動を終えた方が、当日の準備(参加者を喜ばせる準備)に時間を使えます!
★チラシには参加者が喜ぶオファー(特典)を!
チラシを作成する際に考えてほしいのは、オファー(特典)です。
「行かなきゃ損だ!」
と思わせるオファーがなければ、興味はあってもなかなか行動してもらえません。
オファーは、なにも「物」だけではありません。
以前、まだバレーをしたことのない小学生(低学年)を対象にしたバレー教室で、
「参加者全員にバレーボールプレゼント!」とオファーをつけて開催したのですが、
これが見事に撃沈!笑
赤字覚悟で企画したのに、設定した対象者がほしいのは「ボールじゃなかった」ようです。。
それより、「親子でふれあう時間」をオファーに開催したバレーイベントでは、
たった1週間で15家族以上の申込みがありました。
このオファーこそ、参加者の気持ちになって、
参加者が今、喉から手が出るほど欲しいものは何か?を考える必要があります。
(現Vリーガー・元Vリーガーの皆さんであっても、ここを考える必要があると思います。)
③チラシを配って、定員を埋めよう!
チラシが完成したら、どんどん配ればいいのですが、、、
きっと予算もあまりない中での開催でしょうから、大量ポスティングができる状況ではないですよね。
なので、誰に配るのか?どこで配るのか?が大切です。
私の場合は、対象者にピッタリ合う人(友人・知人)を何名かリストアップして、
直接チラシを配りに行きました。
(1時間半かけて、チラシを渡しに行ったこともあります。)
すると、たとえその人が何かの予定で参加できなかったとしても、
その人の周りには似たような人がいるので、
「友達に聞いてみるね!」と言ってくれて、そのお友達からの参加申し込みがありました。
あとは参加したいという人には、
「よければ、お友達も誘ってみてください!」と言って、数枚多くチラシを渡します。
なかなか参加者が集まらないと、心が折れそうになると思いますが、
それでも、最初はとにかく行動するしかありません。
魅力がない・興味がないのではなく、ほとんどの人は「知らない」のです。
まずは少人数でも開催を!
何度も言いますが、
初めから、30人50人を集める必要はありません!
それよりも、少人数でいいから積み重ねることです。
少人数のほうが、参加者の満足度も高まると思います。
プロであれ、アマチュアであれ、
私たち一人ひとりが10人の参加者を集めてバレーボール教室を開催したら、
どれだけバレーボール人口の拡大に繋がるでしょうか。
底辺拡大も、強化育成も、こうした活動の積み重ねだと思います!
ぜひ、開催に向けて頑張ってくださいね!
それでは今日はこのへんで。