From 前田佳奈
「昔は口コミで生徒が集まってきたけど、今は少子化が進んでいるから生徒が集まらないのも無理はない。」
私は耳を疑いました。
たしかに少子化問題は深刻化しているかもしれないけれど、子どもはたくさんいます。
小学生にもなると、習い事を始めている子がほとんどですが、それでも。
- これから習い事をさせようと思っている
- 運動系の習い事はまだしていない
- 色々なスポーツ競技を経験させたいと思っている
こんな方はたくさんいると思います。
生徒が集まらないことに対して、時代や環境のせいにしたり、他競技が人気だからと嘆いたり、ましてや少子化のせいにしているようではいけません。
そうした考えをお持ちの方は、そもそも、集客をやっていない場合が多いのです。
バレーボールクラブにおける「集客」とは?
あなたは「集客」と聞くと、誰を集めることをイメージしますか?
きっと字の通り、お客さんを集めることだと答えると思います。
では、バレーボールクラブにおける「お客さん」ってどんな人のことでしょう?
練習にくる選手(子どもたち)のことでしょうか。
それとも、お金や時間をかけて、通わすことを決める親でしょうか。
もちろん、どちらも大事なお客ですが、
どちらかというと、お金を出したり送迎したりする親の方に、決定権があるように思います。
じゃぁ、集客って、
「バレーボールクラブに子どもを通わせたいと思っている親」を集めること?
そんな親は、かなり少数です。
だって、スポーツをさせたい親はたくさんいても、別にバレーじゃなくてもいいですからね。
バレーボールクラブにおける「集客」とは、
バレーボールクラブに通わせたいと思っている親を集めることではなく、”バレーボール”や”クラブチーム”がもつ効果にたいして、興味関心がある親を集めることです。
そして、そんな人のことを『見込客』といいます。
さらには、
興味関心がある親に対して、”バレーボール”や”クラブチーム”の『価値』を伝えて、子どもを通わせたいと思ってもらい、体験・入会を促すこと
これこそが集客です。
どんな人におすすめのクラブ?
あなたのクラブは、どんな人におすすめのクラブですか?
この問いに具体的に答えることができたとしたら、あとはチラシやブログ・SNSなどを通じて、
「●●な人の為のクラブです!」
そう伝えるだけで、生徒は集まってくるでしょう!
ちなみに私のクラブの小学生クラスは、
引っ込み思案・人見知り・内気な子に特におすすめで、
「コミュニケーションのとれる明るい子に育ってほしい」と願う親が対象です。
なのでブログやSNS・チラシなどで、そうした方に向けて「価値」を伝える努力をしていますし、
練習内容も、コミュニケーション能力を高めるプログラムを重視しています。
さて、あなたにもう一度お聞きしますね!
あなたのクラブは、どんな人に特におすすめのクラブですか?
誰に、どんな価値をお伝えしていますか?
ぜひ、この機会に考えてみてくださいね!